登記記録-土地家屋調査士試験過去問

土地家屋調査士試験過去問H26-6

次のような登記事項の記録(抜粋)がある甲土地及び乙土地に関する次のアからオまでの記述のうち、正しいものの組合せは、後記1から5までのうち、どれか。
 なお、甲土地及び乙土地は、その地番区域及び所有権の登記名義人が同一であり、また、いずれも乙区に記録されている事項はないものとする。

(甲土地)

①地番②地目③地積  ㎡原因及びその日付(登記の日付)
157番山林2851
157番11025①③157番1ないし157番7に分筆
(平成18年3月15日)
993③錯誤(平成21年6月3日)
591③157番1、157番16に分筆
(平成24年11月9日)
宅地591.61②③平成26年8月8日地目変更
(平成26年8月19日)

(乙土地)

①地番②地目③地積  ㎡原因及びその日付(登記の日付)
157番6山林310157番から分筆(平成18年3月15日)
428③157番7を合筆(平成26年8月19日)

ア 甲土地について錯誤による地積の更正の登記が平成21年6月3日にされたことによっても、平成18年3月15日にされた分筆の登記において登記所に備え付けられた地積測量図は閉鎖されない。

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○ 平成18年3月15日にされた分筆の際に157番1ないし157番7の地積測量図が作成されたため、157番1だけ地積更正をしても他の土地もあるため閉鎖されない。

イ 甲土地について分筆の登記が平成24年11月9日にされたことにより、平成21年6月3日にされた錯誤による地積の更正の登記において登記所に備え付けられた地積測量図は閉鎖される。

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✕ 分筆は「更生・変更・滅失」ではないため、閉鎖されない。

ウ 乙土地について合筆の登記が平成26年8月19日にされたことにより、平成18年3月15日にされた分筆の登記において登記所に備え付けられた地積測量図は閉鎖される。

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✕ 合筆の申請の歳は地積測量図を添付することはないため、閉鎖されない。

エ 甲土地及び乙土地が相互に接続している場合であっても、甲土地を乙土地に合筆する合筆の登記を申請することはできない。

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○ 地目が異なるため合筆できない。

オ 甲土地について地目の変更の登記が平成26年8月19日にされた際に、甲土地の所有権の登記名義人に対し、当該地目の変更の登記に係る登記識別情報が通知されている。

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✕ 地目変更をしても登記識別情報は通知されない。

土地家屋調査士試験過去問H26-18

イ 一棟の建物に属する全ての区分建物である建物の登記記録に記録されている事項のうち現に効力を有するものを証明した書面の交付を請求することができる。

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○ 建物一棟の現在事項証明書として「一棟建物現在事項証明書」の交付を請求をすることができる。

ウ 電磁的記録に記録されている地役権図面の内容を証明した書面の交付の請求は、電子情報処理組織を使用して請求情報を登記所に提供する方法によることができる。

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エ 区分建物の表題登記が申請された場合に添付情報として提供された敷地権に関する規約を設定したことを証する情報を記載した書面については、請求人が利害関係を有する部分に限り、その写しの交付を請求することができる。

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✕ 利害関係人が閲覧をすることはできるが、写しの交付を受けることはできない。

オ 登記記録に記録されている事項の概要を記載した書面の交付の請求は、請求に係る不動産の所在地を管轄する登記所以外の登記所の登記官に対してもすることができる。

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✕ 登記事項要約書の交付できるのは管轄登記所である。

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