外壁にビス止めするインターネット配線工事を大家さんが許可しない理由
基本的に、大家さんは物件を傷つけることを許可しないものです。
近年はインターネットが生活上必須のインフラとなっていますが、それでも、この配線工事の際に外壁へビス止めが必要な場合、大家さんは許可しないことは多いです。
理由として外壁に穴を開ける必要があるからです。
私の主観としても、ある程度の老朽化している物件であれば考慮の余地はありますが、インターネット業者が外壁を傷つけるのは反対しています。
私がそう考える理由は、基本的に建築メーカーは自社以外が行った工事の保証をしないためです。
本件のような工事をインターネット業者が行った場合、所有者は建築メーカーから、この穴が原因で漏水が起きても防水の保証を受けられなくなります。
水漏れの修繕は高額になることもあることから、インターネット工事でそれを失うのは得策ではないと考えます。
「さくら事務所のホームページ」に記載されておりますが「雨水の浸入を防止する部分」の欠陥が見つかった場合、建築メーカーの保証は法的には10年です。しかし、建設メーカー独自の基準でより、それ以上の期間の保証しているメーカーもあります。
一例ですが、少し調べただけで下記の情報を得ました。他にもたくさんあると思います。
従ってインターネットの工事の際、一例ですが構造上の問題でビス止めが必要となり、外壁にフックを取り付けるための穴等をあける必要がある場合、所有者は許可をしないことも多いですが、それは仕方ないことだと思っています。
私的には、建築メーカーに頼んで同様の工事をして貰うことをお勧めしています。数万円の費用が掛かる可能性はありますが防水保証が残るためです。
但し、実務としてはインターネット業者が行うと無料であることも多く、この工事を建築メーカーに頼まないことは普通だと思います。
また、インターネット業者が工事をした場合には特別に漏水が起きやすくなる事例は発見できませんでしたので、実行しても問題にはならないことが殆どではないかと思います。
細かい話ですが私ならばこのように対応するというお話となります。
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