付合-土地家屋調査士試験過去問

土地家屋調査士過去問H30-2

付合に関する次のアからオまでの記述のうち,判例の趣旨に照らし正しいものの組合せは,後記1から5までのうち,どれか。

ア 土地を使用する権原を有しない者が当該土地に小麦の種をまき,これを育てた場合には,成育した小麦の所有権は,種をまいた者に帰属する。

答えはクリック
✕ 土地の所有者に帰属する。

イ 建物の賃借人が賃貸人の承諾を得て当該建物を増築した場合であっても,その増築部分が取引上の独立性を有しないときは,当該賃借人は,当該増築部分の所有権を取得しない。

答えはクリック
○ 増築して付合した物の所有権は付合した物の所有者に帰属する。

ウ BがAからAの所有する土地を買い受けて立木を植栽した後に,Cが当該立木とともに当該土地をAから買い受けてその所有権の移転の登記を備えた場合には,Bは,当該立木につき対抗要件を備えていなくとも,Cに対し,当該立木の所有権を主張することができる。

答えはクリック
✕ 対抗要件を備えてない場合、立木の所有権は土地の所有者に帰属する。

エ Aが所有する甲動産に甲動産の賃借人Bが所有する乙動産が付合したときは,甲動産が主たる動産であったとしても,Bは,乙動産の所有権を失わない。

答えはクリック
✕ 符合した物の所有権は主たる物に帰属する。

オ 不動産の付合によって付合した物の所有権を喪失し,損失を受けた者は,当該不動産の付合によって所有権を取得した者に対し,その償金を請求することができる。

答えはクリック
○ 本問の通り、損失を受けた場合には、その償金を請求することができる。

土地家屋調査士試験自習室(過去問等一覧)

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です