騒音覚書テンプレート例文ひな形とは(賃貸退室明渡約束あり)
Q 騒音問題で入居者が騒音で近隣の方々に迷惑を掛けたことを認めたとき、どんな書類を作れば良いのですか?
A 手堅くやるなら、このような感じの覚書(docダウンロード 一番下に例文を記載します)で良いと思うよ。
Q こういうときに明渡のことを書いても実際にはできないと聞いているけど、書くのですね。
A 明渡を約束しても法律で入居者は守られているから、再度繰り返したときに実際に強要したら問題になると思うけれど、約束することに問題はないからね。
Q 実際にできないことを約束するのはどうしてですか?
A 単純に賃借人を脅して二度としないようにするためだね。どんなに厳しい内容の書面を交わしても騒音問題は繰り返す可能性は高い。ただ、そうならないこともあるので、賃貸人と賃借人という当事者同士が、二度としないことを約束するのも解りやすい対応だからね。
Q 騒音で近所迷惑を掛けたらいけないのは常識なのに‥。
A 騒音を出していけないことは常識だし、普通は賃貸で契約をするときの契約書に騒音は禁止事項と書いてあるだろうし、普通は騒音を出したら管理会社とか何度も注意はされるだろうし、それでも繰り返すから覚書等で二度と騒音を出しませんと約束する。賃貸人は強者で、賃借人は弱者。そのバランスを保つために弱者を守るための法律があるから仕方ないというのが現実だね。
Q そんな法律変えればいいのに。
A その法律を変えたら悪い大家さんが入居者を追い出しまくるかもしれないし、悪い大家さんが理不尽な家賃の値上をするかもしれない。とりあえず、今は、このルールでやっているから、それでやるしかない。
Q 納得できないけど、そんなもんなんですね。
A そんなもんだね。
覚 書 賃貸人 ○○ ○○(以下、甲という。)が賃借人 □□ □□(以下、乙という。)に賃借している○○県○○市○○1-1-1 ○○ハイツ○○号室(以下、本物件という。)において、西暦YYYY年MM月dd日より深夜の騒ぎ声を原因とする騒音問題(以下、本問題という。)は乙及び乙の関係者が原因であることを確認し、下記を合意する。 記 1.本問題を乙が再度起こした場合、西暦YYYY年MM月dd日に締結をした本物件の建物賃貸借契約の賃料は1万円の増額とする。増額は、甲が乙へ再度注意をした日からとする。 2.前項に加え、乙が再度起こした場合には、甲が乙へ再度注意をした日から1ヶ月以内に本物件を甲へ明渡すものとする。 3.前項の明渡による乙の損害について甲は一切の責任を負わないものとする。 以上の合意を証するため、覚書を2通作成し、甲乙がそれぞれ1通を保管する。 ○○○○年○○月○○日 (甲) 住所 氏名 印 (乙) 住所 氏名 印 |